大分県では、自転車の利用にともなう交通事故の防止および被害者の保護をはかり、大分県民が安全に安心して暮らすことができる地域社会を実現ため、2021年6月1日より自転車保険への加入が義務となります。
大分県内での自転車事故の傾向として、世代別では高校生の負傷者数の割合が25.7%(95名)と高く、学年では高校1年生、時間帯では登下校時が多くなっています。
また、2019年5月には、大分市内で高校生が運転する無灯火の自転車と歩行中の60代女性が衝突し、女性が死亡する事故が発生しています。
大分県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例のポイント
- 自転車安全教育等の実施
「県、事業者、学校、保護者」等の関係者が、自転車利用者へ安全で適正な利用に関する理解を深めることができるよう、交通安全教育等に努める - 交通事故防止・被害軽減対策
自転車利用時に、反射材の使用、乗車用ヘルメットや頭部保護帽子等の器具の使用に努める
自転車を利用して通学する児童、生徒又は学生は、乗車用ヘルメットの着用に努める - 交通事故被害者保護対策
自転車利用者や自転車貸付事業者等は、自転車損害賠償責任保険等に加入しなければならないことを義務化 - 施行:2021年4月1日(自転車保険加入の義務化は2021年6月1日)